2008年09月20日

歴史のかげにグルメあり
















幕末から明治末期にかけて西洋化が進んだ日本の歴史。

その中でも大事件の交渉、接待の際にどんなメニューの料理が食べられたかという本です。

僕が今日もったのは黒船来航で有名な米軍ペリー提督の話です。

日本に開国を求めるため浦賀に現れた四隻の黒船。

それに対応する為、当時の江戸幕府の役人は伝統的な和食料理を出したところ…かなり不評だったみたいです。

そりゃそうですね。 刺身料理や味噌、豆腐など慣れない料理を食べさせられたのですから。


ところがペリー達は江戸に来る前に那覇にも寄っております。
そこで首里城で持て成された琉球料理を食べたところ大満足だったとか。
理由として琉球料理が中国料理に似て豚肉や油が良かったみたいです。

とくに豚料理には感激したらしく、その後江戸で食べたあっさり和風料理には失望したみたいですね。

琉球料理…世界にも通用する料理じゃないでしょうか。


「歴史のかげにグルメあり」
黒岩比佐子 文春新書 定価800円


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Posted by シュン at 23:24│Comments(4)
この記事へのコメント
もう一点重要なのが「おもてなしの心得」なんだそうです。

琉球は海外との交流が盛んだったから、おもてなしの文化が発展していたのです。

ヤマトは鎖国していたわけだから、当然、外国との交流も、おもてなしの心得も
琉球より薄かったでしょう~ね~

きっと、そんな背景もあったと思いますわ・・・・
Posted by 珊瑚礁 at 2008年09月21日 04:31
すご~い! 勉強に為りました。
Posted by BAMBOOママ at 2008年09月21日 11:44
珊瑚礁さん〉
なるほど…おもてなしの文化ですか。
いろいろな国と交易あったし海外の文化を受け入れる体質があったんでしょうね。
ありがとうございます勉強になりました。
Posted by しゅんぞう at 2008年09月22日 23:57
BAMBOOママさん>
僕も勉強になりました(笑)
さらに珊瑚礁さんの意見も勉強になりましたね(笑)
Posted by しゅんぞう at 2008年09月22日 23:58
 
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