2008年05月19日
港町食堂
作家の奥田英朗氏が日本各地の港町を船で訪れる寄港エッセイです。
日本各地の港町の尋ね地元の食べ物、お酒、出来事を書いてる内容です。
文章も軽やかでサクッと読めちゃいます。
1番最後のエッセイで、こんな事が書いてました。
旅は人を感傷的にする。
ともすればエゴとなり、勝手な思い込みを引き起こす。
一方的に訪れておいて、そこで暮らす人にふれあいを期待するのは、あり言って図々しい行為なのだ。
地元の人には、地元の人の日常があり、旅人の出る幕はない。
少なくとも私は、その温度差に自覚的でありたい。
個人的に、とても共感出来た文章でした。
おかげさまで僕は最近はコザでも友人、知人が増えて楽しい時間を過ごしてます。
わざわざ時間を作って一緒に遊んでくれる方、お話をしてくれる方。
僕は幸せですね。
「港町食堂」 奥田英朗 新潮文庫 438円
Posted by シュン at 02:43│Comments(0)
│本